サッカー日本代表の久保建英、日本人単独トップの市場価値94億円に到達
サッカー日本代表のエースストライカーとして活躍を続けている久保建英選手は、今シーズンも所属先のレアル・ソシエダで既に7ゴール3アシストを記録しています。久保選手のこのような活躍により、チームはブックメーカー ランキングにおいて、ラ・リーガ優勝のオッズで上位に位置づけられるほどに期待されています。
そして、彼のパフォーマンスの結果、久保選手の市場価値はついに日本人選手歴代最高値の94億円に到達しました。この記事では、久保選手が日本人単独トップの市場価値を獲得した背景と、今後の移籍の可能性について詳しく掘り下げていきます。
昨今は、久保選手に限らず海外で活躍する日本人選手が増えてきました。日本代表においてはベテランの領域に入る遠藤航選手や伊東純也選手をはじめ、高卒で海を渡った福田師王選手や福井太智選手など、幅広い年代のスターが活躍の場を海外に移しています。
このように、現在多くの日本人選手が海外で台頭している中、最も高い価値が見出されているのが久保選手です。同じく日本代表のエースであり、世界的な活躍を見せている三笘薫選手が74億円、冨安健洋選手が47億円の市場価値であることを考えると、久保選手の94億円がいかに高く評価されているかは明らかです。
では、なぜ彼はここまでの高い市場価値を誇っているのでしょうか。その理由として、まず所属先のレアル・ソシエダでの活躍があります。以前は前所属先のレアル・マドリードからマジョルカやビジャレアルなどへレンタル移籍を繰り返す中で、期待されていたほどの成績を残せずにいました。
しかし、2022年にレアル・ソシエダへの完全移籍が決定。すると、スペイン代表にも名を連ねるマルティン・スビメンディ選手やミケル・オヤルサバル選手との連携を強め、昨シーズンはキャリアハイとなる9得点4アシストをマーク。2023年9月には、ラ・リーガ全体の月間MVPにも輝いています。
さらに、今シーズンはレアル・ソシエダにとって10年ぶりとなる、UEFAチャンピオンズリーグにも出場。すでに16強での敗退が決まったものの、チームの20年ぶりとなる決勝トーナメント進出の立役者となったのは、間違いなく久保選手でした。
また、日本代表での活躍も、彼の市場価値を上げる1つの要因となっています。FIFAワールドカップカタール2022で世界から脚光を浴びるほどの活躍を果たして以降、代表チームは好調を維持。2023年9月にはワールドカップ以来となるドイツとの試合を行い、見事に4-1で勝利。この試合、久保選手は後半30分からの出場にも拘らず2アシストをマークし、明らかな違いを作り出しました。
これらの理由を主として、Transfermarktのレポートではラ・リーガの全選手の中で13位となる価値を付けています。
そして現在、久保選手の移籍に関する話題は当然のように頻繁に取り上げられています。最初に、将来的な移籍先の筆頭として挙がっているのは、彼の以前の所属先であるレアル・マドリードです。その理由の1つとして、レアル・マドリードが契約解除金の半額で久保選手を買い戻すことが可能である点があります。さらに、久保選手がスペイン語に堪能であることから、彼が移籍する場合、ラ・リーガ内のチームへの移籍が予測されることも理由となります。
また、イングランド・プレミアリーグの強豪であるリヴァプールも、久保選手への興味を示していると報道されています。現在リヴァプールで右ウイングエースとして活躍するモハメド・サラー選手には、以前から他チームへの移籍の噂があります。そのため、サラー選手と同ポジションの久保選手に白羽の矢が立っているのです。
このように、久保建英選手は、名実ともに世界的な選手としての地位を確立しています。レアル・ソシエダでの好調なパフォーマンスを続けることにより、彼はどこまで高みを目指せるのでしょうか。久保選手の今後の活躍から目が離せません。