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【政治・経済】経済の真水とは?

Category:政治・経済
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経済の真水とは?



なんだか前回の政治・経済記事のコメが伸びてて意外な反響があったようで
当の本人が一番驚いているのですが、「真水」の話が出たみたいですね。
質問があったので、今回は「経済の真水」について解説します。
この真水の話は、自民党の巧妙な嘘の答弁パターンや、やり方に繋がる話なんで
ぜひ覚えていってください。


2020年、安倍政権時の日本でコロナ第一波が来た際に
こんな政府発表がありました。

「緊急経済対策 事業規模は総額108兆円程度」
コロナで苦しむ国民を救うために、自民党は100兆円超えの緊急支援金を大胆に出しますよ、
これは世界でもトップクラスの政府支出ですよ!という話です。

緊急経済対策 事業規模は総額108兆円程度 安倍首相 方針固める

前回記事コメントで揉めていた主も、この
「ちゃんと自民党は金出してるじゃないか。まったくやってないみたいなのはおかしい」
の指摘はまさにここですね。

はい、2020年4月時点での100兆超え政府支出ならば、世界水準でもかなり高い方です。
間違いありません、合ってます。
ただしここの「事業規模」という部分に注目してください。

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ここで言う、「事業規模」とは何でしょうか?

簡単に言うと「出来高制」みたいなものです。

経済対策の事業規模は、地方自治体や民間金融機関、
企業などの負担に「真水」を加えたものを指します。

ちょっと難しいですか。わかりにくいですね。
では図で見てください、こっちの方が視覚的にわかりやすいと思います。


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「真水小っちゃ!」って思いませんでしたか。
この「真水」が、政府が直接的な支出を行う部分を指します。

言うまでもなく、コロナ対策費は政府が直接出す金が一番重要であり、
これこそが皆さんが聞いて連想する「本当のコロナ対策費」の部分です。

真水を呼び水にして景気のテコ入れ、それが「事業規模」であり、
「事業規模総額108兆円」とは、108兆円出しますよ」という話ではなく、
108兆円くらいの経済効果はあるんじゃないの?」というお話、
ただそれだけのことなんです。

なので、「緊急経済対策 事業規模は総額108兆円!」なんて聞いても、
「おお、政府は108兆も出すのか、頑張っているな!」なんて感心してちゃいけません。

実際の内訳を知られたら批判が起きそう、支持率が下がりそう、
そう予想される話のときには決まって先回りして、国民が勝手に勘違いするように、
わざとそういった紛らわしい答弁をする、これが安倍時代から続く自民党答弁のテンプレなんです。

国会で野党に予算案ツッコまれたとき、「何度も会議を重ね話し合い取り決めた」と
答弁しますが、それはつまり
「今回はどういう言い回しで国民の勘違いを誘発するか、口車を出し合い会議を重ねて決めた」
これが本当のところと言えるでしょう。

嘘はついてません。
「緊急経済対策 事業規模は総額108兆円程度」
事業規模は108兆円ですからね。
政府が直接支援するお金を108兆円出しますとは、一言も言ってません。

国民に説明する際、「事業規模〇兆円、そのうち真水○兆円」、
本当はこう説明しなけばいけませんが、以前の安倍さんも現首相の菅さんも
そんな言い方したこと一度もないでしょ。
それが自民党の言う、「国民の皆さまへの丁寧な説明」というヤツです。

さらに始末に悪いことに、この事業規模は前述の通りあくまで想定数字。
実際のところいくらになりましたか、108兆円になりましたかということは
はかれないんです。実際の効果はわからない調べようがない、最初からそのようにできています。

ここでちょっとよく考えてください。

政府が支援する金は「真水」。
「事業規模」はただの想定の話で、最終的にその効果も確認できないもの。
じゃあそもそもなんで「事業規模」の話なんてしたんですか?ってことです。

そうです。
コロナ対策における政府支出の説明にまったく関係ない話をただ持ってきただけなんです。

最初から意味合い的に「真水」の話を聞かれたわけだから「真水」の話をすればいいだけなのに、
まったく関係ない、国民が聞いたとき勝手に勘違いしそうな「事業規模」というキーワードを
引っ張ってきて、大きな数字を提示しあたかもこんなに出してますよ感の紛らわしい答弁をし、
「真水」いくらですか?の質問には一切答えてなかった、
それが実際のところの、このコロナ対策説明の正体です。


じゃあ真水はいくらだったんだよ?誰だってそう思いますよね。
自民党がこのとき出した真水、政府支出の実際の金額は39兆円です。
その後、予備費で増えていますが、各国比較でも、とても上位の補償が手厚い国とは呼べません。


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このあと勿論足りなくなって、追加の第2次補正予算案、第3次補正予算案と
政府支出を増やしていくわけですが、ここでもただでは転ばない自民党。

「国民の皆さまの安全と暮らしを守るために、さらに約20兆ものお金を出すことにしました」と
マスコミ呼んで大々的にアピールしましたが、内訳確認した人、どれくらいいるでしょうか。

まぁ常識的に考えれば、「コロナ対策費用が足りなくなった。国民も企業も医療もみんなお金ない。
補償してくれの要望に我々は応えました!」というのだから、当然追加の19兆1700億、
全額が我々国民のもとに届くと思うじゃないですか。
ところが菅さん何やったと思いますか。

19兆のうち、我々を今救うために割いたのはたったの4兆、
残り11兆をなんと自分のお気に入り政策、未来のGOTOトラベルや脱炭素社会予算へ回したのです。
さらに残り3兆を通常本予算に入れるはずの国土強靭化、いわゆる道路工事とか
そういった、後でも良い方に振ったんです。

今、国民が死んでいるんですよ。
今、足りないから苦しくても予算追加で捻出したんですよ。
その金の殆どをコロナ終わったあとのGOTOに回そうって、
この人頭湧いてるんですか。


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ここまでくれば結果はどうなるか、誰でもわかりますよね。

せっかく組んだ追加予算を関係ない方に殆ど振ってしまったわけだから、
またすぐに足りなくなっています。
生活困窮による自殺者も、倒産していく企業も、まるで止まりません。


なぜここまでして国民を救いたくないのか。
国民に金を出したくないのか。

その背景が前回記事、「なぜ出さないのか」の解説に繋がります。

非常に小さな問題なんです。
『票とプライド』、たったその程度の話なんです。
ほぼ菅さん個人の問題です。それに我々が今巻き込まれている形です。

付け加えるならこれから菅さんがやろうとしている企業構造改革、
いわゆる「中小企業潰し」の政策にも繋がるため、わざと疲弊させている向きもあります。
M&Aの話になるので、ここを話すと長くなるためそれはまた別の機会にしますが、
現状の動きを見る限り、少なくとも菅さんを取り巻く一部の権力者金持ち一派は、
今回のコロナを「丁度いい」と考えていると思われてなりません。今、まさにそう動いています。
ようはこれから先も、我々から搾り取るプランが、既に出来上がっている状態です。

むろん、それを指をくわえて見ているわけにはいきません。
これからは皆で、今実際に何が行われているか、我々はいいように騙されていないか、
しっかりと監視して、間違ったことをやっていたら、皆で声をあげて
正すようにしていく必要があるでしょう。


そんなことしたところで、何かが変わるのか?

変わりますよ。
おおいに変わります。

日本は民主主義国家、この国をどうするかの主権は票を握る我々にあります。
皆が政治から目を離し、選挙に行かず、50%もの人が票を捨てているのが現状です。

今この瞬間、我々は一部の権力者に騙され利用されている実情を知ったわけですから、
これからは皆で塊になって、政治に口を出し、意見していけばいいんです。
言う通りにしなきゃ、我々の持つ票を別の奴に入れるぞと。

菅さんはこれが一番怖いんです。こればかりは嘘も強行も通用しないからです。
一番怖いから、強い者の意見をひたすら聞いて、弱い国民を見捨てる政策を続けいるわけなので、
同じ理屈で全国民から票をもらえないと脅されれば、今度は我々の言うことを聞きますよ。
今すぐ一人10万づつの再給付とっととやれ!と我々が命令すれば、あっさり出しますから。
ここをそんなバカなと思う人が多すぎるから、日本は10年も20年も低迷を続けているわけで。

皆で「次の選挙で自民党には票やらん、他の奴に入れる」やれば100%菅さんは金出します。
その財源も通貨発行権を持つ日本では十分にあり、明日からでも実行可能です。

どうかこの事実を共有して、皆で豊かに幸せに暮らせる政治を
やってもらうように、声をあげていきましょう。 ( ´・ω・)y─┛~~~oΟ◯